貯蓄の基本は「積立預金」
みなさんこんにちは(^^♪
貯蓄をする目的は人それぞれあるかと思います。
マイホームを購入したい、子供の教育資金に、自分の老後のために・・など。
目的があって貯蓄をする場合は、どれくらい貯めればいいか逆算して決めなければいけません。
例えば、「10年後にマイホームを購入するため、頭金600万円貯蓄したい!」
という目標を立てたら、毎月の貯蓄額は600万円÷10年÷12か月=5万円
となります。
「よし、今月から5万円ずつガンバって貯めるぞ!」と計画をした場合、以下のどちらの方が達成できると思いますか?
①次の給料日までに5万円残るように、支出を抑えて生活する。
②給料が入ったらすぐに5万円を別の口座に入金し、残りのお金で生活する。
答えは②のやり方のほうが圧倒的に貯蓄が成功しやすいです。
貯蓄をしたことが無い、または貯蓄が苦手な方は①のやり方で貯めようとする方が多いのですが、①ですとよほど意志が強いか、家計管理がしっかりしている方でないと成功しません。
理由は、生活しているとどうしても冠婚葬祭をはじめとした突発的な支出があったり、誘惑に負けて衝動買いや外食をしてしまうからです。
なので、「貯金額が先月は5万円達成できたけど、今月は1万円しか貯金できなかった。来月は9万円貯金して取り戻さなきゃ!」という事態が結構発生します。
こういった予想外の出費は生活するうえでどうしても発生してしまい、不確定要素が強いのでコントロールすることはとても難しいです。
こういった状況が続くと、思ったように貯蓄ができずイライラしたり、焦ったりするようになると更にうまくいかなくなるという悪循環に陥ります。
これに対し、②のやり方はどうでしょう?
すでに5万円引かれた状況からスタートなので、心理的には最初から生活費が5万円少ない状態です。
最初から無いお金のため、少ない生活費でやりくりするしかありません。
①のように「5万円が使える状態」で生活するか、②のように「最初から無いもの」と見なしてやりくりするかで、節約に対する意識がガラリと変わります。
結果的にやむを得ず貯めたお金を取り崩してしまうこともありえますが、①に比べればその可能性は格段に低くなります。
実際、私が銀行員時代に見てきたお客様で、貯蓄上手な方は目的に応じて口座を使い分けていました。
ある程度大きい会社や公務員の場合は「財形預金」制度や指定金融機関の「積立預金」の仕組みがあり、経理の担当者が給与を振り込む前に貯金したい分を「天引き」して貯金してくれたりします。
可能であれば、給与天引きで貯金するようにしましょう!貯蓄の成功率が更に高まります。
職場にそういった制度がなくても、ほとんどの銀行では「積立預金」というサービスを行っており、無料で利用できます。
例えば、給料日が25日なら積立預金の振替日を25日か26日に設定しておけば、その日に決められた金額が給料口座から天引きされ、積立預金の口座に貯金されていきます。
積立預金の特徴
・積立預金の口座は普通預金の口座より金利が高いというメリットがあるため、普通預金の口座にそのまま貯めておくよりはマシになります。
・デメリットでありメリットでもあることですが、普通預金のようにATMで引き出せないため、衝動的に使ってしまうということがありません。
貯蓄計画を立てる時は「いつまでに」、「何のために」、「いくら貯める」かを明確にした方がいいですが、
とりあえず将来に向けて漠然と貯金したいと考えている方は、まず手取り収入の10分の1程度を積立預金にするようにしましょう。
手取り15万円の月収なら15000円を毎月貯金です。
これが継続出来て、余裕が出てきたら貯蓄に回す比率を8分の1や6分の1と徐々にステップアップしていきましょう!
貯金は未来のあなたの可能性を広げる「力」です。少しずつでいいので、今日から始めてみましょう!