マネーガイドブック~新時代を生き抜くお金の話~

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~初めての外貨運用~ 外貨預金とFXの違いを比較してみました

みなさんこんにちは(^^♪

 

日本は先進国でワーストクラスの財政赤字を抱えていることや、少子高齢化が進み生産人口縮小により国際競争力の低下などにより、経済力の衰えが懸念されています。
経済力の衰えは国際的な地位の低下にもつながりますので、日本の通貨である「円」の価値も相対的に目減りしていく恐れがあります。

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このような背景から、経済成長が見込め、相対的に価値が高まりそうな外国の通貨を保有し、リスクヘッジをしたいと考えている方も多いと思います。

また、金利の面で見ても海外の通貨は高い傾向にあります。
日本は数年前からマイナス金利となっているため、政策金利は-0.1%です。
しかし、同じ先進国のアメリカは1.75%ですし、トルコは11.25%あります(いずれも2020年1月時点)。
南アフリカなど高金利新興国通貨はインフレが進みやすいことと為替の値動きが大きいため、一概に有利とは言えませんが、相対的に海外通貨は金利面で魅力的です。

 

ドルやユーロなどの外貨への投資方法は次の2つがメジャーです。
・外貨預金
・FX

 

結論から申し上げますと、総合的に見て外貨預金よりFXのほうがシステム上、優れていると思います。

両方とも、円安が進んだ場合の相場変動による利益と、円と外貨の金利差による利益を狙えます。
しかし、外貨預金とFXでは取引にかかる手数料や投資期間、決済のしやすさの面で大きく異なります。

 

それでは1つずつ説明します。

 

運用期間
外貨預金:定期預金にすることが多く、1か月~数年単位(普通預金も可能だが金利は低くなる)
FX:数秒~数年、数十年と期間を自由にできる。

 

決済のしやすさ
外貨預金:定期だと満期時にしか決済できない。普通預金でも基本的に銀行が開いている時間(平日の9時~15時)に限定される。
FX:一部の時間を除き24時間取引可能

 

選べる通貨の種類
外貨預金:米ドルやユーロなどのメジャー通貨が対象のため、種類が限定される。
FX:数十種類の通貨が選べるため、流通量の少ないマイナー通貨にも投資できる。

 

金利の受け取り
外貨預金:解約時に一括など決められている。余談ですが、先ほどお話しした各国の政策金利よりも銀行の外貨預金の金利は低くなる傾向があります。おそらく差額は銀行の利益になってるのでしょう。
FX:投資対象国との政策金利差が保有通貨量に対して利息として毎日もらえます。
スワップポイント」というのですが、例えば次のようなイメージです。
米ドルを日本円で100万円分買っている場合、1日にもらえるスワップポイント
100万円×(アメリカの金利2%-日本の金利0.1%)÷365日=52円
つまり、この100万円分の米ドルを保有していれば毎日52円もらえることになります。
注意点は、国同士の政策金利が逆転した場合は逆にスワップポイントを払うことになる点です。

 

手数料
外貨預金:通貨にもよりますが、預入時に金額の1~2%取られることが多いです。さらに解約して円に戻す時も取られたりします。
FX:米ドルと円の取引なら現在0.2~0.3銭で取引している業者が多いです。しかも、円に戻すときは費用がかかりません。
実際に金額で比べてみますと、米ドルへ100万円投資した場合
外貨  10000円~20000円以上
FX    20円~30円
外貨預金とFXでは最初から運用成果に大きな差がついてしまいますね・・。

 

会社が破綻した場合、資金の保全があるか
外貨預金:預金保護制度の対象外のため、銀行が潰れればどうなるかわからない。
FX:日本の業者であれば顧客資産を信託保全しているため、業者が破綻しても資金は全額守られる。

以上の点から見ましても外貨預金とFXではFXに大きく軍配があがります。

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FXは危険なイメージがありますが、おそらくレバレッジにより自己資金以上の取引ができてしまう点でしょう。
レバレッジを使った取引はうまくいけば多額の利益を出せる反面、損失も大きくなる可能性を秘めています。


例えば、自己資金100万円の人がレバレッジ10倍で米ドル円を取引したら
100万円×10倍=1000万円の取引ができてしまいます。
米ドルが1%円安に振れれば
1000万円×1%=10万円の損となり、自己資金が90万円に減ってしまいます。
このレバレッジで資金を大きく減らす人も多いため、「FXは危険」と世間で言われるのでしょう。
しかし、レバレッジを1倍に設定しておけば自己資金のみでの取引になりますので、レバレッジによる危険性を回避できます。

 

やはり総合的に考えても、外貨への投資で利益を狙いたいなら、外貨預金よりFXが有利と言えます。

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