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個人投資家の強い味方!株主優待の魅力とは?

みなさんこんにちは(^^♪

 

前回の記事

 「株の基本知識をわかりやすく説明します!」

onlydragon72.hatenablog.com

株式投資における利益の上げ方に2種類(売買益、配当)あることをお伝えしました。


しかし、株には他の投資にはない第3の利益があることをご存じでしょうか?


それがこの記事のテーマである「株主優待」です。

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株主優待とは、株を一定期間保有していると保有している株数や期間に応じて商品券がもらえたり、自社製品の割引サービスが受けられるサービスです。
株主優待の内容は各会社によって様々で、中には変わったサービスもあります。

 

例えば、すかいらーくロイヤルホストなどの外食産業を運営する会社は系列店で食事をした際のお食事券を提供していますし、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは1日パスポート券がもらえます。

 

株主優待はどちらかというと消費者向けで生活に密着したようなサービスが多いです。
企業が個人投資家に株を長期保有してもらいたいためだと思います。
さらに、配当と違い優待で使ったお金は会社の経費にできるため、会社としてもメリットが大きいのです。

 

保有している株数が多くても優待内容が大きく変わることは少ないことと、サービスの使い道が限られるため巨額の資金で投資を行う機関投資家にはあまりメリットがありません。

それに対し、最低単元株数で優待が受けられる銘柄がほとんどのため、資金の少ない個人投資家には大きなメリットがあります。
10万円以下で優待が受けられる銘柄もあるので、複数の銘柄を保有し、たくさんの優待を受けることも可能です。


個人投資家の中には、株主優待をメインに投資している「優待名人」も存在します。

 

優待メインの投資家は各企業の優待情報を調べ、自分のライフスタイルに合った優待サービスを実施している企業の株を保有しています。

 

例えば、外食が好きな方はレストランの運営企業の優待を受けたり、近所に百貨店があれば、そこの商品券や割引券がもらえる企業の株を保有するのもアリです。
このように、自分の生活に関わる商品やサービスにうまくフィットした株主優待を使えば、大きな節約効果が見込め、手元に現金が残るため間接的に資産を増やす効果があります

さらに、株主優待を設けると同時に配当も別に出している企業も多いため、
優待利回り+配当利回りの年間の総合的な利回りが10%を超える銘柄もたくさんあります。

 

なお、株を購入する証券会社は手数料の安さ、無料スクリーニングでの銘柄の探しやすさなどからSBI証券楽天証券などのネット証券がおススメです。

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このように魅力たっぷりの株主優待制度ですが、注意点もあります。

 

①配当と同様に将来にわたり保証されているものではない。
企業の業績悪化や経営方針の変更により、優待制度が突然無くなる可能性があります。

②全ての銘柄に優待制度があるわけではない。
株主優待を行う会社は一般消費者向けのサービスを提供する小売業や外食産業などに多く、建設業や製造業などは少ない傾向があります。

保有企業の株価下落により結果的に損をすることがある。
株である以上、当然相場変動によるリスクがあり損をすることがあります。

株主優待を受けられる保有タイミングが銘柄により異なる。
やや細かい話になりますが、株主優待を受けるには〇〇ヶ月の期間保有すればいいということではなく、ある基準日に株を保有しているかによって決まります。
その基準日とは「権利付き最終日」です。

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権利確定日・・・・その日に株主として記載されることにより、株主優待や配当などの権利が確定される日
権利落ち日・・・・権利確定日の前営業日
権利付き最終日・・権利確定日の2営業日前

 

なんとなく言葉的に権利確定日が基準日となりそうですが、2営業日前の権利付き最終日に株を保有しているかどうかによって優待を受けられるかどうかが判定されます。

権利付き最終日を過ぎれば株を売却しても、その期は優待が受けられます。
極端な話、権利落ち日や権利確定日に売ってしまってもOKです。

 

ただし、優待を受ける条件に株の「継続保有期間」を設けている銘柄の場合、指定された保有期間を満たさなければ優待が受けられませんので注意してください。

 

株主優待はある程度長期間の投資により利益を上げるスタイルのため、銘柄選びには以下の点が重要になるかと思います。

 

・財務状態がいいこと
・何年か前から優待を実施しており、内容が大きく変わっていない
・株価水準が極端に割高でない
・自分が実際に生活で使うであろう優待内容を提供している

 

優待サービスが今後も維持されるか?自分に合っているか?を念頭に置いて銘柄を選べば成功する可能性が上がると思います。

ご参考になれば幸いです。

 

株主優待ハンドブック 2019-2020年版 (日経ムック)

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