マネーガイドブック~新時代を生き抜くお金の話~

お金が貯まらずにお悩みの方必見!FP有資格元銀行員が節約や投資など、お金に関する事をアップします。ちょっとした裏話も交えていきます。

「金(GOLD)」に投資することのメリット・デメリットについて考えてみました

f:id:onlydragon:20200226225333j:plain

みなさんこんにちは!

 

投資の選択肢として株や投資信託、FXなどはよく聞きますが、「金(GOLD)」というとあまりピンとこない方もいると思います。

 

億単位の金融資産を持つ富裕層の間では、資産の一定割合を金やプラチナなどの現物資産として持つことがリスク分散として常識的になっています。

 

では、なぜ「金」を保有することがリスク分散となるのでしょうか。
金は大昔から採掘量が少なく、人を魅了する豪華さがありました。
そのため、世界共通の資産として装飾品としてはもちろん貨幣として流通していた時期もありました。
それも1970年代という比較的最近まで「金本位制」という貨幣の流通システムがあったくらいです。


つまり金は、古今東西普遍的な価値がある安定的な資産と言えます。

金の価値は需要の多さと供給の少なさにより支えられています。
中国やインドなどの大人口を要する国の人々が装飾や贈り物として金が大好きですし、スマホなどの精密機械の部品にも金が使われたりします。
それに対し、人類がこれまで発掘した金の量は全世界で25mプール3杯分しかないと言われています。


金を科学的に作り出す技術に関しても、ニュートンの時代から錬金術が行われてきましたが、成功にはいたってません。
聞いた話によると、金を人工的に作り出すには太陽系をいくつも吹き飛ばすくらいの膨大なエネルギーが必要とのことです(そもそも地球上にある金は地球で作り出されたものではないそうです)。

                                f:id:onlydragon:20200226225919j:plain

これらの要因による希少性から金が無価値になることは無いと言われています。
そのため、株のように企業が倒産したり、国の戦争や財務悪化による通貨の暴落みたいに紙クズとなることがありません。
世界同時株安や紛争・災害時にはむしろ「安全資産」として金価格が上昇することもあります。
※他の資産との値動きの連動性を「相関性」といいますが、金は株や債券と相関性が低いといわれ、違う値動きをする傾向があります。
富裕層はこのことをよくわかっているため、株や不動産の他に資産の一部を金で保有するのです。


金投資は別名「守りの投資」とも言われ、いざという時の保険のような機能もあります。

 

金(ゴールド)に投資するメリット・デメリット

 

メリット
・希少性の高い鉱物であるため、無価値にならない
・株などの下落相場時に値上がりする傾向があり、投資のリスク分散となる
・世界共通の価値があり、自国通貨暴落時の保険となる

 

デメリット
・金の取引は米ドルで行われるため、為替変動リスクがある(金を外国から輸入するイメージです。1ドル=120円の時より1ドル=100円の時のほうが円高で金がたくさん輸入できます。その代わり日本国内には金がたくさんあることになるので、国内の金価格は値下がりします)。
・株式や投資信託など他の投資と違い、配当や利息等が無い。
 金自体は新たな価値を生むわけではないので、保有期間中の配当や利息みたいなインカムゲインはありません(値上がりしたときに売却することによる利益はあります)。
・短期間で利益を出したい人には向かない。
 金は大きく値下がりする可能性が低い反面、急激な値上がりもあまりありません。
 なので、年数十%以上のリターンを求める人には向かず、長期保有で資産を守りたい人向けです。

LINE証券

 

金投資をするなら「純金積立」で少しずつ購入がオススメ

 

別の記事でも紹介しましたが、金投資も相場の価格変動リスクがあるため一度に大量購入するというよりは、毎月一定額をコツコツ積立購入するほうが平均取得単価が安定するためおススメです。


金を買うと言っても宝石店や貴金属店まで行って実際に金貨とかを買う必要はありません。


今は多くの証券会社で金の積み立て購入が可能です。


やはりおススメはネット証券がコスト面等で有利です。
月1000円からの積み立ても可能で、売却も簡単にできます。

また、金と債券など他の投資対象を組み合わせた投資信託もあり、債券利息を受け取り金投資ができる商品もあります。

代表的なネット証券であるSBI証券はこちらから無料で口座開設できます。

    


なお、昔ほどではないですが中には投資詐欺を行うような悪質な業者もいるため、購入する会社を選ぶ際はなるべく大手で信用のできる会社をおススメします。

 

ご存じのように日本は政府の借金が1000兆円を超えており、先進国でもワーストクラスにあります。
外資産の多さや国民の金融資産が1400兆円あるから大丈夫とする意見もありますが、いつまでも国債を擦り続けてごまかせるかわかりません。


さらに仮想通貨の出現により通貨の概念が変わり、円の相対的な価値がどんどん低くなるリスクもあります。

                     f:id:onlydragon:20200226230624j:plain

私自身も金の現物を保有していますが、このようなご自身の資産の目減りに対する備えとして資産の一部を金として保有することを検討されてはいかがでしょうか。

 

   ]

 

Amazon.co.jpアソシエイト マネーガイドブック(https://onlydragon72.hatenablog.com/)(以下、「当サイト」とします。)における免責事項は、下記の通りです。 コメントについて 次の各号に掲げる内容を含むコメントは、当サイト管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。 ・特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの ・極度にわいせつな内容を含むもの ・禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの ・その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの 当サイトの情報の正確性について 当サイトのコンテンツや情報において、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めています。しかし、誤情報が入り込んだり、情報が古くなったりすることもあります。必ずしも正確性を保証するものではありません。また合法性や安全性なども保証しません。 損害等の責任について 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。 また当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任も負いません。 当サイトの保守、火災、停電、その他の自然災害、ウィルスや第三者の妨害等行為による不可抗力によって、当サイトによるサービスが停止したことに起因して利用者に生じた損害についても、何ら責任を負うものではありません。 当サイトを利用する場合は、自己責任で行う必要があります。 当サイトで掲載している画像の著作権や肖像権等について 当サイトで掲載している画像の著作権や肖像権等は、各権利所有者に帰属します。 無断転載の禁止について 当サイトに存在する、文章や画像、動画等の著作物の情報を無断転載することを禁止します。引用の範囲を超えるものについては、法的処置を行います。 令和元年12月15日策定