FXの3つのトレードスタイル(スキャルピング・デイトレード・スイングトレード)の中でサラリーマンに最も適したスタイルは?
みなさんこんにちは(^^♪
FXはレバレッジにより、手元資金よりもずっと多い金額の取引が可能です。
100万円の元手しかなくても最大レバレッジ25倍で2500万円分の取引ができてしまいます。
投資している期間が長いほどボラティリティ(通貨価格の変動幅)が高くなり、強制ロスカットに合う可能性が高くなります。
そのため、レバレッジをかけての数か月から数年単位の中長期的な取引はあまり行われません。
FXは手数料にあたる「スプレッド」が極限まで狭くなっているので、小さな値動きでも利益を得ることが可能です。
なので、どちらかというと短期間で取引を繰り返し、小さい利益をコツコツ積み上げている手法がメジャーです。
短期取引の中でも、期間によりさらに3種類に分類されます。
1 スキャルピング
エントリーから決済までを数秒~数分間で行う超短期取引です。
語源が「頭の皮を剥ぐ」という意味から来ており、薄い皮を何枚も剥ぐように小さな利益を短期間にコツコツ積み重ねていくトレードスタイルです。
1日の内に数十回~100回程度取引を重ねます。
あれこれ頭で考えながらトレードするというより、反射神経が求められるアクションゲームのような感覚の取引です。
メリット
・すぐに結果がわかる
・指標発表などの時間を除けば、相場の急変に巻き込まれにくい
・相場が見れる時間帯だけに集中できる
デメリット
・スプレッドが小さい通貨ペアと業者を選ばないと利幅が薄くなる
・取引中は画面に張り付いている必要があるため、集中力が求められる
・利益が少ないため、ある程度の資金量で取引のロットを大きくする必要がある
・取引中に通信障害が発生すると大きく損するリスクがある。また、通信速度が遅いと発注したタイミングで約定されない可能性があるため、高速通信環境などを整える必要がある。
・スキャルピングを公認している業者が限られているため、それ以外の業者でスキャルピングを行うと口座締結されるリスクがある
2 デイトレード
その名の通り、当日中にエントリーと決済が完結するトレードスタイルです。
意味的にはスキャルピングもデイトレードの一種ですが、デイトレは時間が数分~数時間に及びます。
そのため、取引回数もスキャルピングにくらべ少なく、1日1回~数回程度です。
メリット
・ポジションの持越しが無いため、相場が見れない時間の急変に巻き込まれない。
・1回の取引で十分な利益を狙える。
・OCO注文などで利確と損切りのラインを設定しておけば、モニターに張り付かなくて済む。
デメリット
・指標発表などの時間にポジションを持っていると相場の急変に巻き込まれるリスクがある。
3 スイングトレード
3種類の取引の中で一番取引期間が長いです。
スキャルピングやデイトレードと違い、日をまたいでの取引となり、取引期間は数日~数週間に及びます。
メリット
・一回の利幅が一番大きいので、ポジションやレバレッジは低めでいい
・モニターに張り付く時間が短い
・スワップポイントがつく
デメリット
・テクニカル分析に加え、世界経済のテーマの把握などファンダメンタルズ分析もある程度必要。
・サプライズニュースがあるとトレンドが一気に変わる恐れがある。
1~3のいずれにも共通することは自分に合った「トレードルール」を作り、エントリーと決済のタイミングを決めておくことです。
トレードルールを作っておかないと、行き当たりばったりのトレードとなりトレードの検証もできないため、いつまでも成績が上がりません。
また、感情的なトレードにならないよう、事前に指値と逆指値の設定をして自動的に利確・損切りがされるようにしておくことも重要です。
3種類の中で、初心者の方には「デイトレード」をお勧めします。
特に取引時間や勉強時間に制限のあるサラリーマンの方に向いていると思います。
理由は次の通りです。
・当日中に一連の取引が完了するため、ポジションの持越しがなく仕事中に相場を気にしなくていい。
・毎日取引を行うため、トレード → 結果検証 → 改善のサイクルが習慣化されやすい。
・必要なテクニカル分析とファンダメンタルズ分析のバランスがとれている。
スキャルピングだと秒単位の取引となるため、エントリー → 決済の流れが直感的になりやすく、素早い判断が求められます。
また回数も多いため振り返りの検証作業が煩雑です。
熟練のトレーダーならともかく、初心者がいきなり行うにはハードルが高いです。
さらに、サラリーマンなどの兼業トレーダーの場合、トレード時間が夕食後~就寝前になることが多いですが、この時間帯は仕事の疲れもあり、モニターの画面を集中して見続けるのはかなりしんどいです。
モニターを開いてすぐにエントリーチャンスが巡ってくることはほぼ無いので、数十分から数時間チャンスを待ち続けることになります。
この間、手も頭も動かず、単調なチャートの動きを見続けるだけなのでどうしても睡魔が襲ってきます。
そのように頭がもうろうとした状態でトレードしても上手くいかないので、初心者の兼業トレーダーにはスキャルピングをお勧めしません。
FXの初心者はスイングトレードがオススメという意見もありますが、スイングトードは逆に取引回数が少なすぎて、初心者が成長するための大事なプロセスである トレード → 結果検証 → 改善のサイクルの経験があまり積めません。
なので、経験値が不足してデイトレードより結果が出るまでに時間がかかる可能性があります。
また、仕事中にもポジションを持った状態でいるため、突然の政情不安や要人の爆弾発言などで相場が一気に動いた場合、FXが気になってしまい本業のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。
以上のことから、初心者の方はデイトレードでコツコツ経験を重ねていくことをお勧めします。
1000ロット単位での取引であれば、必要な資金も数万円で済みますし、取引ごとに損切りの逆指値を設定すればいきなり大損することもありません。
お金が全くない場合でも「デモトレード」で練習することもできます。
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口座を開設するだけならお金はかかりませんので、まずは口座開設して試してみましょう。
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